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アミティーザ

アミティーザは、2012年に発売された便秘薬になり、下剤効果のある新薬が発売されたのは30年ぶりのことです。

アミティーザの効能について

この新薬にはルビプロストンという成分が含まれています。ルビプロストンは従来の下剤とは違う、新しい効能を持っています。今までの便秘薬は、腸に刺激を与えて蠕動運動を活発にする、あるいは腸に水分を集めて便を柔らかくして排出しやすくするといった効能がありました。

アミティーザは腸内の水分分泌を促進して便を柔らかくするタイプの薬で、従来の水分を増やす薬が大腸に働きかけるのに対して小腸に働きかけるので、薬を飲んでも下痢にならず自然な排便を促してくれます。そのため慢性的な便秘になり、水分不足で便が固くなってしまう場合に効果的です。

スムーズな便通を促す薬ですが、新薬のため比較的他の下剤よりも価格は高めです。ただ、従来の便を柔らかくする効能を持つ便秘薬には、酸化マグネシウムが含まれています。排出されずに腸内にたまってしまった便は、さらに水分を吸収されてしまうためさらに固くなって、ますます排便が困難になってしまいます。酸化マグネシウムには体内で水分を吸収する働きがあり、水分で膨張した酸化マグネシウムは便を柔らかくするのと同時に便のカサを増してくれるため、排便しやすくなるのです。

アミティーザの副作用について

酸化マグネシウムには胃酸を中和する作用もあるので、胃が弱っている方でも利用しやすくなっています。ただし酸化マグネシウムを常用してしまうと、心臓や腎臓に負担がかかるため、心臓病や腎臓病を持っている人は酸化マグネシウムの含まれている下剤を使用するには注意が必要でした。

アミティーザは酸化マグネシウムが含まれていないので、心臓病や腎臓病を抱えている方に適しています。特に腎臓の機能が低下していると、胃腸薬や下剤などの服用により高マグネシウム血症を発症する可能性があり、倦怠感や筋力低下を招いてしまうため、なるべく酸化マグネシウムの含まれていない薬を利用することで症状の悪化を防いでくれます。

アミティーザを飲んだ時の副作用には、下痢や頭痛、めまい、吐き気や嘔吐などがあります。基本的に副作用は少なく、安全性の高い薬なので症状が重くなるケースは少ないのですが、服用していて副作用が現れた場合は速やかに医師に相談しましょう。そして下痢になるのは、薬の効果が出過ぎているためです。次に使用する時は飲む量を減らしてみると、副作用が出にくくなる可能性があります。

吐き気に関しては初回に症状が出ることが多いようで、その後何度か飲んでいるうちに症状が出なくなることがあります。また、吐き気をもよおす場合の傾向として、睡眠前や空腹時など服用するタイミングを守らずに飲んでいることがあるため、必ず決められた使用法を守って服用しましょう。

この薬の副作用では主に胃腸に変化が現れるのですが、非常に頻度が低いケースですが、呼吸困難になり息苦しさが生じることもあります。

アミティーザの飲み方について

アミティーザの飲み方としては、1回分1錠で1日2回を目安に食後に飲みます。食事前に飲んでしまうと吐き気などの副作用が出てくる可能性が高くなるので、正しい方法で服用しましょう。消化器官が弱くて吐き気を起こしやすい場合は、消化管運動賦活薬と一緒に服用すると吐き気が抑えられると言われていて、病院では一緒に処方されることもあります。

この薬を服用してはいけない人は、妊娠中または妊娠している可能性がある人、腫瘍やヘルニアなどにかかっていて、腸閉塞になっているまたはその疑いがある人、薬の成分に対してアナフィラキシーなどの過敏症の症状が発生する人です。

妊婦に対して禁忌薬になっているのは、この薬を大量に与えるラットやモルモットに与えたところ、胎児の死亡と喪失が確認されたためです。そして出産後にこの薬を服用した時には、授乳を避けるようにします。子供に対する使用は禁忌になっていませんが、安全性が確実でないため服用は控えておきましょう。

慢性的な便秘になって下剤効果のある薬を飲み続けていると、薬に対して耐性が付いてしまい、だんだん効果が薄れてしまうことがあります。アミティーザは慢性的な便秘の解消に効果を発揮する薬なので、便がおなかにたまって不快感がひどくなった時に飲むのではなく、定期的に飲むことを推奨されている薬です。

この薬の効能を確かめる臨床実験では、定期的な排便をしていない人が1日2回目安量を服用したところ、約半数の人が薬を服用してから24時間以内に自然な排便ができたという報告がされています。腸に刺激を与えるタイプの下剤では、おなかの痛みを伴うために定期的に飲むことは難しくなりますが、自然な排便を促す下剤なら継続することで、腸内に便がたまってしまった時の不快な症状を抑えられます。

用法を守って毎食後に飲むことで定期的なお通じが期待できるので、排便リズムが整いやすくなり習慣づけしやすくなります。下剤を多く利用していて慢性化により効能が薄れてしまった方や、従来の薬ではあまり効果が出なかった方に最適です。

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