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  3. ビオフェルミンの便秘への効能と副作用について

ビオフェルミン

便秘に効果があるけれど出来るだけ腸に負担をかけない優しい薬の代表格といえばビオフェルミンと言われるほどに高いネームバリューを誇るビオフェルミン。個別の症状に対応したいくつかのシリーズものになっているのですが、便秘全般に対応するものとしてCMなどでも最もなじみが深いのが新ビオフェルミンSで、他のシリーズのものは医薬品なのに対して、これだけは指定医薬部外品となっていいます。

一般の便秘薬は腸を冷やして下痢を起こすことで無理に排便させる下剤であるものがほとんどなのですが、こちらは乳酸菌をメインにして、腸内フローラを整え自力での自然な排便を促すタイプのものなのです。そもそもこの指定医薬部外品というのは、有効成分の効果、効能が認められているのですが、医薬品との違いは、その作用が穏やかであるというものです。ですので、今すぐになんとかしたいというような場合ではなく、長きに渡って腸を改善していきたいという腸内環境改善型の薬となっていて、その安全性と確かな効き目というものが多くの人に支持される根強い人気の理由でもあります。

ビオフェルミンの効能について

ビオフェルミンの効能はメーカー側も第一に謳っている「人由来の乳酸菌の定着率の良さ」というものがあります。これはどういうことかといいますと、本来腸内のビフィズス菌をはじめとした乳酸菌は、生後1年くらいまでに定住菌というものが固定化し、それ以降は外部から入ってきた乳酸菌はたとえ生きたままで腸内に入っても多くはすぐに死んでしまい、定着することはほとんどないと言われています。つまり、どれだけせっせと何十億個とかの乳酸菌が入っているものを摂取しても実際には定住菌のエサになるくらいの働きしか出来ないものがほとんどなのです。これに対して「人由来の乳酸菌」とは人間の排泄物の中にある乳酸菌の中でも一番有用性の高いものを菌種にして培養したもので、定着性の特に高い菌であるということです。

そして、食べたものを消化、吸収するための小腸と、水分を吸収して便を作り上げる大腸では定住菌も種類が違うのですが、ビオフェルミンに含まれている3つの乳酸菌のうちのフェーカリス菌とアシドフィルス菌は小腸にすみつきやすく、ここで悪玉菌の増殖を抑えたり、他の乳酸菌の増殖をサポートしたりといった働きをし、ビフィズス菌は大腸に住み着いて、悪玉菌の増殖を抑えたり、質の良い便を作るための力を発揮します。

これによって、腸内環境をバランス良く整え、必要な栄養素はしっかりと吸収し、いらないものは便として対外に排出するということを一定のリズムで行い便通をよくして、ガスの発生などもおさえ腹部膨満感を解消したり便秘全般を改善、解消する作用があります。

質の良い便というのは、ブリストルスケールという便の形状分類法でいうところの7つある段階の5番目の「表面がなめらかでやわらかいソーセージ状、あるいはへびのとぐろを巻いたような便」という普通便の状態を指します。消化管内を通過していく時間が早すぎれば下痢(通過時間約10時間)となり、遅すぎるとほとんど水分のないコロコロ便(通過時間約100時間)になる訳ですが、ちょうど良い便は約50時間くらいで通過していき、この良い便作りにはビフィズス菌をはじめとした乳酸菌、つまり善玉菌の働きが大きく関わっているのです。

このように下剤タイプのもので下痢として出す便に比べると時間はかかりますし、本当の意味での腸内環境を改善させるとなると更に時間はかかります。しかし、下剤タイプのものは腸への負担が大きく、けして常用すべきものではないのに対して、こちらはずっと摂り続けることで、より安定して良い腸にすることが出来ます。

ビオフェルミンの副作用について

このビオフェルミンにも副作用はあるのでしょうか?製品の説明書には特にこれといった副作用に関する記述はありません。5歳未満は服用しないこととされていて、1か月くらい服用を続けても症状が改善しない場合は服用を中止し医師または薬剤師に相談することと書かれています。ただ、乳酸菌ものは人によってはお腹がゆるくなってしまったり、特にはじめのうちはガスがたくさん出たりということも起こりやすく、また、最初はかえって便秘になったりということも起こる場合があります。これらを副作用と勘違いしないように、分量を少な目からはじめるなど様子を見ながら服用する必要があります。

そして、乳酸菌は人によって合う、合わないというのもありますので、まずは1か月くらいをめどにすることを心がけると良いようです。ただし、合わなくても特に何か悪い状態になるというようなことはありません。定着せずに死ぬだけですが、それなりに合うものなら死んだ菌が定住菌のエサになりますが、合わないとその役目も果たせずに便に混じって排出されるだけです。つまり飲む前に比べて特に何も変化が起きないというだけですので、安心してとりあえず試してみるとよいという種類の薬です。

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