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  3. ヨーデルSの便秘への効能と副作用について

ヨーデルS

ヨーデルSはそのネーミング通り、便が「よう出る」ように、と作られたお薬です。

毎日排便がなければダメだと思っている人が多いようですが、これは誤解の一つです。 毎日排便があるかどうかよりも、スッキリしたかどうかが大事だと専門医は語っています。 2日に1回でもお腹が張ったりお腹の不快感などがなければ、それほど問題視しなくても良いと考えられています。 あまり毎日出ることにこだわると、それがストレスになって、ますます出にくくなってしまいます。 通常、3~4日排便がない場合を、治療対象にすることが多いです。

便秘と言ってもその原因は色々あります。

食物繊維の摂取量や食事量が少なくて、便の元になる物を食べていないために少ししか便にならない場合、 水分不足で便が停滞している場合、油不足で腸の滑りが悪く便が停滞している場合などがあります。 高齢者では、腸の動きが鈍いことが原因のケースが多いです。若いころと比べると腸の動きもゆっくりになるために、長時間お腹の中で停滞してしまい、便が出にくくなりがちです。

また女性の場合、排卵から月経までの時期に便が出にくくなることがよくあります。 「生理前はいつも便が出ない」と言う女性は、結構多くいます。 それは、黄体ホルモンの分泌が増加するためです。

黄体ホルモンは栄養や水分を蓄える作用がありますので、黄体ホルモンの分泌量が増える、排卵から月経までの時期は腸内の水分量が減って、便が硬くなり出にくくなります。

生理が始まると同時に、便も出てスッキリするという人も多いのではないでしょうか。

タイプも色々とあります。 1つ目は、直腸性と呼ばれるものでは、直腸に便が達していて直腸も緩んでいるのに、排便したいという便意を感じないタイプです。 忙しくて排便を我慢することが多い人によく見られます。 この場合は、毎朝決まった時間に便意があってもなくても5分ほど便器に座る習慣をつけることが大切です。

2つ目はけいれん性です。 便がウサギの糞のようにコロコロと小さいものしか出なくなります。大腸がけいれんして上手く便を下降させることができないことが原因です。ウサギの糞を見たことがない人も近年では多いので、チョコボールのように小さくなると言った方が判りやすいでしょうか?

3つ目は高齢者に良く見られるタイプで、弛緩性です。 これは大腸全体が緩んでいるタイプです。高齢者は腹筋も弱くなっているので、便を押し出せるだけの腹圧をかけることができずに、出ないという事もよくあります。

ヨーデルSは1966年に承認を受けた便秘薬です。もう半世紀にわたって使われ続けています。 これは、安全性が高いことのなによりもの証拠でしょう。安全性が高いからこそ、50年にわたって使い続けられてきたのでしょう。

ヨーデルSは、大腸を刺激して腸の動きを活発にし排便を促す薬ですので、効能は慢性便秘です。 主成分はセンナエキスで、薬用成分はセンノシドです。 センノシドには、腸へ水分を集めて便を柔らかくする作用や腸内細菌によって腸を刺激する物質に変えるという作用があります。

服用後8時間から10時間くらいで効果が現れますので、生活スタイルに合わせて夕食後や寝る前に服用してください。 たっぷりの水で服用することがポイントです。

副作用は腹痛、下痢、腹鳴、吐き気、嘔吐などが見られることがあります。 腸を刺激しますので、排便前にお腹が痛くなることがあります。

また子宮を収縮する作用もあるため、妊婦さんの服用は禁忌です。流産や早産を招く原因となります。 その他、腸がけいれんしているタイプの便秘の時、重症の硬結便、低カリウム血症などの電解質異常がある時も禁忌となっています。

長期間使い続けると脱水を起こすことがあります。また、体のミネラルバランスが崩れることがあるので、服用中は水分をしっかりと摂って、連続使用は10日間程度にとどめてください。

便が何日も出ないから町の薬局へ行って、値段を見てお薬を選んだり、お買い得商品を購入したり、テレビのCMで覚えた商品を購入したりするケースが多いようですが、実は便秘の時のお薬の選び方は難しいものがあります。

ヨーデルSのように、腸を刺激するタイプ以外にも自律神経を調整して排便を促すタイプの薬や腸内に水を引き込ませるタイプ、便に水分を含ませて便のカサを増やして腸を刺激して動かすタイプなどいろいろなタイプの薬があります。

あなたの便秘がどのようなタイプなのか、きちんと見極めて合ったお薬を選ばないと逆効果になるケースもあります。 ヨーデルSの場合も、腸の動きが鈍いタイプには有効ですが、けいれん性のタイプでは逆効果になります。

また、時には大腸がんや大腸ポリープが原因で便が出にくくなっているというケースもありますので、自己判断で長期間使い続けるのは避けたいものです。

医療機関で原因やどのようなタイプなのか確かめて、医師にあなたにあったお薬を処方してもらうのがベターです。

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