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センノシド錠

センノシド錠とは便秘に効く薬(下剤)であり、病院で医者から処方されなければ手に入れることができません。薬価は一錠あたり5円です。センノシドの他にもたくさんの種類の薬がありますが、センノシド錠はどのような効能を持ち、どのような副作用があるのでしょうか?

センノシド錠の便秘への効能

下剤は大きく分けると「刺激性下剤」と「機械性下剤」の2つがあります。刺激性下剤は小腸または大腸に刺激を与えることで蠕動運動を引き起こすものであり、機械性下剤は、便に水分を加えるなどして便を柔らかく、排便しやすい状態にし、お通じを促す下剤の総称です。刺激性下剤はアントラキノン系、ジフェニルメタン系に分かれますが、このアントラキノン系に属しているのがセンノシドです。このアントラキノン系の薬はよく出されるものであり、他にアローゼン顆粒や大黄が含まれている漢方(麻子仁丸など)があります。

センノシド錠の有効成分はセンナという植物から抽出された成分である『センノシド』が配合されており、このセンノシドが効いていきます。センノシドが大腸まで運ばれるとレインアンスロンという物質に変わり、大腸の粘膜を分泌させることで、便を押し出すぜん動運動を促して便意を引き起こします。また、大腸は便の水分を吸収する働きがあり、滞在時間が長いほど水分を吸収して便を固くしてしまいますが、センノシド錠を服用することで大腸の水分吸収を阻害して便の柔らかさを維持させるという効能もあります。

センノシド錠はジェネリック医薬品と呼ばれる薬です。プルゼニド錠というのが先発品であり、これと全く同じ成分で作られた後発品です。よって、サワイ、ファイザー、セイコー、トーワなどのさまざまなメーカーからセンノシド錠が出されていますが、どれも成分は変わらないので、飲み方は同じです。1日1回1錠か2錠を夜寝る前に飲むようにします。すると、8~10時間後に効いてくるので朝起きてから排便することができるようになります。飲んでいるうちに、だんだん排便のリズムが作られるようになり、薬なしでも排便できるようになっていきます。1週間以上続けて飲んだりして薬に頼りすぎるのは良くないので、便がたまっている感じが出てきた時にだけ飲むようにしましょう。また、1回に飲む薬の錠数は医者や薬剤師に言われた通りに飲むようにしましょう。

センノシド錠の便秘への副作用

では、この薬の副作用には何があるのでしょうか。添付文書に書かれているものでは、過敏症(発疹など)、代謝・栄養(低カリウム血症、低ナトリウム血症、脱水)、心血管系(血圧低下)、消化器(腹部不快感、腹痛、下痢、悪心・嘔吐、腹鳴)、肝臓(ALT上昇(GPT上昇)、AST上昇(GOT上昇)、γ-GTP上昇、血中ビリルビン上昇)、腎臓・泌尿器(腎障害、尿が黄褐色又は赤色を呈すること)、全身症状(疲労)などがあります。しかし、この薬はもともと植物からできているのでほとんど副作用が出ることはありません。しかし、稀に出てくるのは腹部不快感や腹痛です。気になるようでしたら医者に相談してみましょう。

また、この薬を飲んではいけない便秘の種類に痙攣性便秘と呼ばれるものがあります。これは、下痢や便秘を繰り返すなど、腸の運動が不規則なタイプで、特に男性に多いものです。自律神経の異常が原因で腸の機能低下を招いていると見られています。ストレスなどにも関係があると言われています。また、これ以外にセンノシドを飲まないようにすべきなのは妊婦や妊娠している可能性のある女性です。

また、下剤は対症療法なので、もともとの便秘の原因を解決するのが重要です。原因には食べ物や運動などの生活習慣が大きく関係してきます。特に食べ物は食物繊維を摂るのが良いと言われています。動物性タンパク質にかたよりがちな欧米型食事が定着している現代では、日本人の食物繊維の目標摂取料は1日25gですが、実際は15g程度なので不足気味です。食物繊維は、保水性に優れて便をやわらかく、また量を増やしてくれるので、有害な老廃物を排出しやすくなります。食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があります。水溶性食物繊維は、水分にとけてゲル化し、一緒に食べ物を包み込むことで、吸収にかかる時間が長くなり、血糖値の上昇が緩やかになります。また、コレステロールの吸収を抑制する働きがあります。具体的には 海藻類・こんにゃく・りんご、いちごなどの果物・ココアなどの食べ物のことを指します。一方、不溶性食物繊維は 、水に溶けにくくカサが増えることで便意を促し、有害物質の排出を助ける働きがあり、 ごぼう、にんじん、セロリなどの野菜・はと麦・玄米などの穀類・さつまいもなどの芋類・大豆、小豆などの豆類に含まれています。これらの食べ物を摂取するように心がけましょう。しかし、またここで注意しなければならないのは痙攣性便秘にはこれらの食物繊維は逆効果を示します。繊維が少なく、消化の良いものを食べるようにしましょう。

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