子供便秘外来.com

下剤の特色について。

前へ
次へ
  1. ホーム
  2. 下剤について
  3. コーラックII

コーラックII

便秘の治療薬として、コーラックが有名ですが、コーラック・ファーストから、コーラック、コーラックII、コーラックファイバー、コーラック座薬といろいろな種類があり、便秘の症状に合わせて使われています。 普通食事をすると、食道、胃、小腸を通過して途中で消化され栄養分が小腸より吸収され、その残りが泥状になって、大腸に達します。この残りかすが、大腸を通り抜けている間に水分が吸収されて固まり、大腸の蠕動運動(大腸をぎゅっと縮めたり、緩めたりする運動を繰り返す事)で、便はスムーズに出てゆきます。

健康な人の便は、週3回以上すっきりと排便ができて、便が柔らかくバナナ状ですが、毎日排便をしても、量が少なかったり、固かったり、便が残っている感じがあれば便秘と言えるでしょう。 便がでないということは、結腸で蠕動運動が弱い場合に起こる弛緩性便のもの(デスクワーク等が長く、運動不足の人に起こりやすい)、蠕動運動が強すぎて、腸がけいれんを起こして、便がスムーズに送られなくなるけいれん性のもの(ストレスの強い人に起きます)、排便のリズムが乱れて、便が直腸にたどり着いても便意が起こらない直腸性のものがあります。 人に便のが起きるのは、胃に食べ物が入ると、その刺激で大腸に蠕動運動がおこり(胃、結腸反射といいます)、便が直腸にやってきます。その刺激が仙髄の排便中枢に伝わり、直腸で便を出す働きが強くなり、同時に脳から「便を出せ」というサインが出るのですが便秘の人は、直腸のセンサーが鈍くなり、この反応がうまく働かないのです。

コーラックIIの便秘への効能

コーラックIIには、3錠あたり、ビザコジルが15mg、ジオクチルソウムスホサシネート(DSS)が24mg含まれています。 ビザコジルの効能は副交感神経に刺激を与え、大腸に蠕動運動を起こし、便意を感じ、便を出やすくします。

センナやダイオウは腸壁を刺激する事により、大腸に蠕動運動を起こさせますが、ビザコジルだけが副交感神経に刺激をあたえるという方法で、最も効果的に大腸の蠕動運動を促します。 ジオクチルソウムスホサシネートは、便の油分の周りを取り囲み、水分をそこに吸着させやすくすることにより、便に水分を含み、便が柔らかくなり、排便しやすくなります。 この薬は、5層構造となっており、成分が徐々に溶けだすように設計されています。

従って、コーラックIIは大腸弛緩性の場合と直腸性の便が出にくい場合に効果がありますが、けいれん性のものには、逆効果となりますので服用しないようにしましょう。 なお、コーラックはビザコジルのみを含み、ジオクチルソウムスホサシネートは含んでいませんので、大腸に蠕動運動を起こしても、硬い便が詰まっている時(直調性の場合)は、便がスムースに外へは出て行きにくいのです。

コーラックIIを飲むとジオクチルソウムスホサシネートによって2~4時間後に便が柔らかくなりはじめ、ビザコジルで便意が起きるのは、6~8時間後と言われています。 ビザコジルを初めて飲んだ人の場合、個人差はありますが、1時間で便が出て行く場合もあります。 多くの人は、寝る前に飲むことにより、翌朝排便が起き、毎朝トイレに行くと言う排便リズムを作り出せるようになります。

この薬の飲み方ですが、1日1回寝る前に飲むようにします。 初めて飲む人は必ず1錠から始めてください。行きなり2錠飲むと、腹痛が起きます。 服用する時はコップ1杯の水かお湯で飲みましょう。水はしっかり飲みきると、便秘の解消に役立ちます。また、水より湯で飲む方が、腹痛は起こりにくくなります。 排便ができれば、飲むことはやめましょう。

翌日排便ができなければ、次は2錠飲み、その次の日も排便できなければ3錠飲みますが3錠以上は飲んではいけません。 1週間以上飲む続けて、効果がない場合は服用を止めましょう。

コーラックIIの便秘への副作用

ただ、殆どの人が1日1錠飲むことで便が出てゆきます。 この薬をのむのは、どうしても便が出ない時だけにしましょう。便秘の度にのんでいると、大腸の蠕動運動が弱くなって下剤依存症となってしまいます。

注意すべき事は、ビザコジルは刺激性が強いので、副作用として腹痛、が起きてしまう人がいる事です。それと、便は出るのですが軟らかくなりすぎて下痢症状が一時的に起きてしまう人もいます。軟便が出る場合もありますし、吐き気を伴う場合もあります。 症状が一時的であれば、心配は要りませんが、この症状が強い場合は、服用はしない方がいいでしょう。

さらに、妊婦さんも子宮収縮が起きる可能性がありますので、服用はしないようにしましょう。

さらに11歳以下の子供さんも服用はできません。 コーラックIIを飲んで下痢が起きた人の場合は、もっと穏やかなコーラックファイバーを試してみましょう。

なお、初心者用と言われるコーラックファーストもビザコジルとDSSをふくんでいますので、コーラックIIで下痢が起きた場合にコーラックファースト葉使用しないようにしましょう。

下剤

ページのトップへ戻る