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アローゼン顆粒

アローゼン顆粒は、薬局でもお腹の悩みについてのコーナーで目にすることが多い薬剤ですが、実際には強めの下剤となっています。見た目は黒く、服用時に水に溶かしでも黒いままですが、無味で飲むことができます。

アローゼン顆粒の効能について

この下剤は、腸の働きが鈍くなる弛緩性便秘のタイプに効果を発揮します。例えば、女性が生理前の黄体ホルモン分泌のせいで腸が働きにくくなった場合に効能があります。男性によくみられる痙攣性のものでは、下剤より整腸剤が効き目を発揮するため、便秘の特徴をよく見極めて処方する必要があります。弛緩性の症状とは逆に、腸が過剰に働き、水分を吸収しすぎてしまうことにより発症するものです。

自律神経の乱れや、ストレスが原因となります。強力わかもとや、新ビオフェルミンS錠などは、痙攣性便秘用の整腸剤となります。弛緩性と緊張性では原因と対策も全く逆になるため、間違えないよう注意が必要です。

アローゼン顆粒は、水に溶かして服用するもので、服用後8~12時間後に便意などの効果が出てきます。アントラキノン系のセンナという成分によって腸が刺激され、動きが活発になるため便秘が解消します。アロエや大黄なども、同じアントラキノン系の下剤として用いられています。

センナというと、生薬等でダイエット効能を掲げている場面もあります。特に、センナ茶での便秘解消などの情報も多く、センナの成分は近年注目されています。確かに、センナ自体は飲み方によっては常用サプリメントとして健康維持を目的に使用可能です。

しかし、アローゲン顆粒の場合は生薬やサプリメントではなく、あくまで下剤として強い効き目を発揮します。肌荒れにも効果があるダイエットサプリメント等とは目的も効き目も異なるため、誤って服用してしまわないよう、注意すべきです。体質の改善にはサプリメントが有用ですが、貯まった便をともかくすっきりさせなければいけない、という場合は下剤が適切です。

アローゼン顆粒の副作用について

急激に腸を刺激するタイプであるため、副作用も強いものです。服用後に吐き気や腹痛、下痢が起こる可能性が高くなります。妊娠中の方や、胃腸の弱い方は服用を控えなければなりません。強い副作用が出た場合、2、3日下痢が続く場合もあるため、服用前に薬局や医師に適性を確認すべきです。

アローゼン顆粒の飲み方について

副作用を抑えるためには、寝る前に飲み、翌朝起きた頃に効果が現れるように調整する方法が適切です。また、1か月以上の長期間の服用や、適正量より多く摂取することも危険です。アローゼン顆粒は、飲み続けると効果が薄れてくるという特徴があります。腸が刺激に慣れてしまい、本来の機能が損なわれてしまう可能性があります。下剤がなければ自力での排便が難しくなる、下剤依存症となる危険があります。

更に悪影響が進むと、大腸黒皮症(大腸メラノーシス)を発症する危険もあります。これは、腸の粘膜が黒ずみ、粘膜と神経に影響する症状です。かえって便秘を悪化させる結果となります。

このため、2、3日服用を続けても効果が見られない場合は、合わなかったということになるので、服用を中止するよう注意します。

以上を踏まえた服用方法としては、「1日1回、就寝前に1包0.5gを水に溶かして服用する」「翌朝、腸が活発化し排便できた場合は、その日の服用は控える。排便が促進されなかった場合は、もう一度就寝前に再度服用する」「更に2、3日繰り返しても効果がない場合はむやみに服用量を増やさず、一度停止し薬局や医師に相談する」「副作用の腹痛・吐き気がひどい場合も服用を中止する」「長期間(1か月以上)にわたって服用しない」といった点です。

個人によっては効果が遅れて出る場合もあります。ともかく、この下剤を服用する上では、飲みすぎと副作用に対して慎重になるべきです。

主成分のセンナが非常に強い作用を持つため、常用薬ではなくピンチヒッターという立ち位置であることを理解しておきましょう。

また、便が固い程度の場合は、便への水分の吸収を促進する、酸化マグネシウムも有効です。酸化マグネシウムを摂取するには、マグミット錠やマグラックス錠を用いると有効です。

なお、センナの成分を多く含んではいますが、センナだけで構成された下剤よりはお腹に優しい傾向にあります。アローゼン顆粒は腸を荒らしてしまうのか、という心配になることもあると思われますが、適切な飲み方で適切な効果が出た場合には悪影響はありません。下剤は漢方から一般薬剤まで、効果の範囲と種類が多種多様となっています。病院で医師より処方された場合でも、自身に合うかどうか初回だけではわからない場合も多くあります。更に、薬局でも病院でも、お腹の不調対策で漢方薬が出されることがあります。漢方ならば何でも体に優しいとは限りません。アローゼン顆粒は、それらの複数の選択肢のうちのあくまで一つであることを認識して服用することが、副作用防止につながることとなります。

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